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藤吉農園のワイン用ぶどう接ぎ木
藤吉農園 FUJIYOSHI wine grape seedlings

接ぎ
申込受付中

台木と穂木をカットして繋ぎ合わせる

ワイン用ぶどう接ぎ木の専門農園

生産者が思い描く実りのお手伝いを

台木の選択は穂木の種類、地域ごとのテロワールや剪定の方法で変わります。藤吉農園では生産者が穂木と台木の組み合わせを選んでいただくことで、それぞれの生産者が目指すぶどう栽培のお手伝いがしたいと考えています。

また、良質な接ぎ木苗をご提供するため、すべての台木にウイルス検査を実施し、合格した健康な台木のみを扱っています。丁寧に育成管理し、元気な1年苗をお手元にお届けします。台木は育成中のものを含めて8種類をご用意しております。

2017年、kondo vineyardの近藤さんを会長に迎え、栗沢や近郊のヴィンヤードとともに「栗沢ワイン用ブドウ苗木生産研究会」が発足しました。北海道の委託を受け、藤吉農園にて接ぎ木苗の研究を始め、現在も活動を続けながら知見を深めています。

道内はもちろん、全国の生産者からご依頼を承っております。お気軽にお問い合わせください。

栗沢ワイン用ブドウ苗木生産研究会

ヴァン・メティス、こことある、kondo vineyard、10Rワイナリー、Nakazawa Vineyard、藤吉農園、ラトリエ・デュ・ソル、ワイン畑浦本、他(50音順に記載)

藤吉農園ではセミオーダーメイドで接ぎ木を施します

穂木とテロワールで台木を選ぶ、
セミオーダーメイドの接ぎ木苗。

藤吉農園では台木のみを生産しており、穂木はありません。

生産者にご用意いただいた穂木に、ご希望の台木を合わせて接ぎ木を行います。

※穂木をご用意できない方はご相談ください。

ぶどうの接ぎ木苗は台木からウイルス感染することが多いと言われていますが、藤吉農園の台木は山梨大学にて3~4年周期ですべての台木についてウイルス検査を実施。

7種類(GLRaV1~3,  GVA,  GVB,  GRVFV,  RSPaV)もの検査にすべて合格した苗のみを使います。

台木は、5Cを中心に8種類をご用意。

うち1種類はJVA(日本ワインブドウ栽培協会)の苗で、2026年頃から販売を予定し、現在育成中です。

長年野菜の栽培をしてきた経験を生かし、野菜の接ぎ木苗のノウハウも取り入れた独自の技術で接ぎ木、育苗、育成管理を行っています。

JVA(日本ワインブドウ栽培協会)苗を育成中です

当農園では、台木1品種、穂木3品種を育成しています。

台木

16 - 16 C

穂木

JVA
ピノノワール 96

穂木

JVA
シャルドネ 69

穂木

JVA
ヴィダルブラン

2023年、JVA(日本ワインブドウ栽培協会)に加入し、JVAの会員苗木業者となりました。

現在育成中のJVA苗は2026年頃から接ぎ木販売を予定。この苗も含めて、生産者からの注文に対応していけるよう生産拡大を図っていきます。

尚、JVAの接ぎ木苗はJVAの穂木とJVAの台木のセット販売で、JVA会員のみの販売になる予定です。詳細は分かり次第お知らせいたします。

※日本ワインブドウ栽培協会とは、日本ワインの品質向上・発展をめざし、2019年に設立されたワインブドウ生産者のための非営利の支援団体です。

現在育成中のJVA苗をひとつひとつ丁寧に育てています

藤吉農園の接ぎ木苗
4つのこだわり

独自の栽培方法で育苗する、ハウス内の接木。

01.育苗

北海道の環境に合わせて育苗する

接木をハウスで育苗する、代表の藤吉強代表。

穂木と台木を継いだ接木はハウスで育苗します。

育苗は、穂木と台木の継ぎ目をカルスの形成によって接合させることを目的とするため、従来は、その時に育った根や葉は必要としません。

しかし当農園では、カルスによる接合とともに、根や葉も大切に育てます。それは根付き葉付きの接ぎ木苗を植えることで、北海道の短い育成期間でも健全な苗の育成ができると考えるためです。

長年にわたり野菜の接ぎ木栽培をしてきた私たちの技術を活かし、独自の栽培方法で育成します。

藤吉農園の露地ほ場は、広大な面積を有するため、苗の生産量が多いことが特徴。

02.仮植

時間をかけて確実に活着させる

根と葉の付いた仮植前の接ぎ木苗

育苗した接ぎ木苗は、露地ほ場に仮植します。

その際、根と葉を取り除き、挿し木の要領で仮植床に挿して仮植するのが一般的ですが、私たちは露地ほ場に一つ一つ穴を掘り、根と葉の付いた接ぎ木苗を大切に仮植します。

時間はかかりますが、確実に活着させるための大切な作業です。

苗の生産量を増やすことが可能となる、藤吉農園オリジナルの育成管理をしています。

03.苗の仕立て方、育成管理

フランスの育成方法を取り入れた独自の育成管理

多くの苗が生産可能となる藤吉農園の畑

仮植した苗木を育て、出荷するまで丁寧に管理します。

日本の接ぎ木苗の育成は、苗の主幹一本立てが主流です。これは生食用ぶどう栽培方法が棚仕立てであるために、穂木をできるだけ長く育てる必要があるためで、一本一本支柱などで支えて管理し育てます。この方法はワイン用接ぎ木苗にも同様で、垣根仕立ての生産者もこの苗を使用しています。

垣根仕立てが主流であるフランスでは、穂木を長くする必要がないため、穂木を低い位置で必要な高さで摘芯し、後はほぼ放任します。その後、育った樹をカットし高さを調整し、誘引はしません。

そして当農園では、フランスの育成方法を取り入れた独自の方法で育成管理をしています。

フランスより多少穂木を長く摘芯し、いくつかの副梢を整理、その後育った樹をカットして高さを調整します。また、横紐で最低限の誘引をしています。この育成方法は、棚仕立てにも十分対応できる苗を育てます。

この方法により、当農園では管理作業の時間が大幅に削減され、家族経営で人手が限られる中でも、数多くの苗の生産が可能になりました。

苗の成功の可能性が高まり、独自の手法で育苗する藤吉農園の畑。

04.価格

生産者が入手しやすい価格設定

コストダウンを実現することが可能な、藤吉農園の生産環境。

独自の栽培方法で育苗することで苗の成功率が高まり、数多くの苗を生産できることがコストダウンにつながります。

多くの苗を必要とするワイン用ぶどう生産者が入手しやすい価格設定で提供したいと考えています。

セミオーダーメイドで接ぎ木をした、ぶどうの苗木。

台木をお選びください

お申込の際は、第3希望までお選びください。

接ぎ木の作業タイミングを控えた台木たち。

早熟で品質、着色よく実どまりよい。砂壌土、火山灰土に早熟台木として適している。

耐寒性
★★★
耐乾性
★★☆☆☆
耐湿性
★★★★☆
根群
樹勢
強い

101-14

リバリア ✕ ルペストリス

4.0
2.0
3.5

熟期は中~晩、品質よく収量やや多い。砂質壌土や深い壌土、乾燥地に適している。

耐寒性
★★★★★
耐乾性
★★★★★
耐湿性
★★★☆☆
根群
樹勢
平均的

3309

リバリア ✕ ルペストリス

5.0
5.0
3.0

樹勢が強く、質の高い台木で、砂質や砂利質の土壌に適している。

耐寒性
-
耐乾性
-
耐湿性
-
根群
-
樹勢
強い

GRAVESAC

3309 ✕ 161- 49

品質優良、紅色種の着色は最高で鮮紅色になる。性質は3309にも似ているがやや早熟。

耐寒性
★★★
耐乾性
★★★★★
耐湿性
★★★★
根群
やや深
樹勢

188 - 08

リバリア ✕ モンティコラ

4.0
5.0
4.0

2023年 JVAよりウイルスフリー苗購入、育苗中。台木の情報は分かり次第掲載します。

耐寒性
-
耐乾性
-
耐湿性
-
根群
-
樹勢
-

16 - 16C

耐寒性が強くドイツなどの北部に多く、北海道で人気が高い。また九州の宮崎でも指定されるなど適用範囲も広く、丘の斜面上部などの瘦せた土壌にも上手く適応する。

耐寒性
★★★★★
耐乾性
★★★
耐湿性
★★★
根群
中深
樹勢
5BBより弱い

5C

リバリア ✕ ベルランディエリ-

5.0
4.0
4.0

5Cより樹勢が強く耐湿性はやや劣るが、深い土層の乾燥地が適し最早熟である。

耐寒性
★★★
耐乾性
★★★★★
耐湿性
★★☆☆
根群
やや浅
樹勢
強い

5BB

リバリア ✕ ベルランディエリ-

4.0
5.0
2.0

強い樹勢で乾燥にも湿気にも抵抗力があり、鮮度石灰質の土壌によく適応する。

耐寒性
★★★
耐乾性
★★★
耐湿性
★★★
根群
-
樹勢
強い

1103P

ヴィニフェラ ✕ ベルランディエリ-

4.0
4.0
4.0
台木と穂木をカットして、接ぎ木をし、ワックス塗布を施す。

料金目安

接ぎ木苗1本 1,100円(税込)~
詳しくはお問い合わせください。

申込本数

1品種 25本
1,000本以上の発注はお早めにお願いいたします。

出荷までのスケジュールとお申込〆切

3月中旬 ~ 4月中旬

台木、穂木をカットし接ぎ木をしてワックス塗布

4月中旬 ~ 5月中旬

育苗ハウスで育苗(継ぎ目のカルスの形成と共に根と葉の育成)

5月中旬

苗木を露地ほ場に仮植

5月中旬 ~ 10月下旬

誘引、芽かき、草刈り、防除など育成管理

11月初旬

掘り起こし、検品

12月初旬

出荷

※台木が無くなり次第終了となります。ご了承ください。

※春剪定の穂木に限り4月10日までに必着で受付可能です。
※詳しくはお問い合わせください。

温度管理されたビニールハウスの中で、丁寧に育苗作業をする代表の藤吉強。
ハウス内でブドウ苗木を育てる藤吉強

1994

札幌での飲食店経営から転身し、岩見沢市栗沢町に新規就農。青果店や飲食店への野菜の卸し、直売所を経営。

2016

契約していた青果店が廃業し、今後の農業経営を見直すことに。畑の隣に10Rワイナリーができ、ぶどう苗が不足している背景を知り関心を持ち始める。

2017

野菜の育苗技術を応用してぶどうの接ぎ木苗生産の研究を始める。

北海道(醸造用ぶどう生産拡大総合サポート事業)の委託を受け、「栗沢ワイン用ブドウ苗木生産研究会」を発足し研究を始め、同時にピノ・ノワールの栽培を始める。

2020

コロナを機に直売所を閉店。ぶどうの接ぎ木苗の生産技術も確立し、少しずつ苗の生産販売を始める。台木を収穫し、すべての苗のウイルス検査も実施。安全な苗作りの生産体制がほぼ整う。

2022年 2

農林水産省にぶどう苗木業者として届け出る。

2023

JVA(日本ワインブドウ栽培協会)に加入。JVA会員苗木業者となる。同年4月、JVAから苗を購入し現在育成中。

藤吉強

代表

藤吉農園
History

藤吉農園の畑で、JVA苗を育苗する藤吉強の後ろ姿。
北海道岩見沢栗沢町の藤吉農園のブドウ畑

お問い合わせ

接ぎ木についての問い合わせ・お申し込みは、下記のフォームに必要事項をご記入のうえ、お問い合わせください

お求めの台木の詳細につきましては「メッセージ」欄にご記入ください。お取引につきましては、後日こちらからメールまたはお電話を差し上げます。

送信ありがとうございました

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